ミュージカル座
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Vol.3

ルルドの奇跡

東京芸術劇場開館10周年記念/東京芸術劇場ミュージカル月間参加公演/ミュージカル「ルルドの奇跡」は、おかげさまで好評のうちに打ち上げることが出来ました。有り難く御礼申し上げます。また、終演後も、心のこもったお手紙やCDご希望の申し込みを多くの皆様から頂いており、反響の大きさに驚き、嬉しく思っております。ミュージカル月間終了後、3月23日に開かれた表彰式にて、ベルナデット役の伊東恵里さんが優秀賞を受賞。その優れた歌唱と演技が認められたもので、こちらも皆様のご支援の賜物と、心より御礼申し上げます。時機を見て再演の折りには、また一段とグレードアップした舞台をお見せできますよう、座員一同、鍛錬に励んで参りたいと思います。御観劇、ありがとうございました。

 

【伊東恵里さん】


【狩俣咲子】

【色摩由維(左)と大通香】


【萬谷法英】


2月15日(木)

東京芸術劇場中ホールの広い舞台と同じ寸法を取って場当たりをする稽古が、大宮市の多目的ホールで行われました。床に本番用のリノリュームを張って、紗幕の位置などのバミリをとり、本番で使用するテーブルや椅子などの置き道具も入れて位置を決めていきます。奥行きがびっくりするほどあるので、同じ小節の中で舞台奥から出てくるときに、ほとんど駆け足になってしまう人もいました。初演の六行会ホールと比べるとすべてが大きく、遠くなっています。この広さの感覚を体で覚える稽古は、とても重要です。ミュージカル座は、地方公演では千人以上の客席の劇場を経験していますが、東京公演では、98年の「ひめゆり」の世田谷パブリックシアター(600席)が一番大きかったので、今回の芸術劇場は今まででも最も大きな劇場です。もちろん、舞台装置も、今回の公演にあわせてすべてが一新されました。初日まで今日を入れてあと10日。緊張のなか、最後の仕上げの稽古にはいっています。

やった!ついに東京芸術劇場ですよ。今回は四団体が参加するミュージカル月間公演ということで、気分はセンバツ甲子園代表チームって感じですよ! 役はA組でブーリエット、B組でジュトール検事。全く異なった役だ。僕がやると両者とも悪役になりそうな気がする。去年京都の聖母学院で行ったルルドコンサートの時、シスターに「あなたとてもよかったわ! ずっと悪役で頑張って。」と言われたことが尾を引いているのか。・・・さあ、どう料理してやろう! 仕上げに僕の隠し味をちょっと入れて・・・うーん、もうちょっと入れて・・・うーん、こう考えているときが一番楽しいわ! ヤメラレマヘンナー。是非ともA組、B組の違う竹本をご覧あれ。(竹本敏彰)
 
 
やっとミュージカル座も芸術劇場中ホールまで来たのかと喜んでおります。僕は住んでいるところが池袋に近いので、とても嬉しいです。今後もずっと芸術劇場中ホールをキープできたら申し分ないんですが・・・。今年の目標! 自分自身の成長とともにミュージカル座をもっともっとしっかりとした劇団にしていけたらと思っています。あと、クリスマスや正月はやっぱり仕事して過ごしたいですね。この時期ヒマな役者ってやっぱりなんかイヤだから。(萬谷法英)


2月6日(火)

【↓伊藤信彦】

衣裳パレードの日。出演者たちが場面の衣裳を着て並び、演出家や衣裳スタッフのチェックを受けます。サイズの直しや、人によってはそっくり衣裳が変わってしまうことも。全体の配色、かたち、動きに適応しているかなどがこまかく確認され、帽子などのかぶりものや持ち道具の指示が、小道具さんに伝えられました。役の衣裳を着ると、いよいよ役が身近に思えてきます。稽古場はすっかりルルドの町になったような景色です。


【左から片桐和美、木村美穂、増田愛、梅沢明恵、村上由香】


2月2日(金)

スタッフが勢ぞろいする前で、A組の通し稽古が行われました。次は何の曲だっけ? 次はどっちの袖に行くんだっけ? このイントロは何? 右往左往するなかで、物語はどんどん進んでいきます。前では演出家や作曲家、照明さん、美術家、舞台監督さんが真剣な顔で見つめています。緊張! さすがにベルナデット役の伊東恵里さんは早くも完璧!・・・のように私には見えます。どうしよう!・・・と思っているうちに、いつしか夢のように通し稽古は終わってしまったのでした。


【↑左からジャンヌ役増田愛、マリー役村上由香、ベルナデット役伊東恵里さん、トワネット役木村美穂】

【↑マダム・ミレー役の鈴木智香子と、アントワネット役の狩俣咲子】

【↑左からルイーズ役片桐和美、恵里さん、マダム・ニコロー役福地洋子】

通し稽古終了後、作曲のビリー先生から一曲一曲について、ほぼ1時間にわたりダメ出しがあり、音程やリズム、ブレスの取り方、歌詞の言い方、コーラスのきめ事などの確認が丁寧に言い渡されました。同時に舞台スタッフは隣の部屋で舞台美術の打ち合わせに入りました。

 

【ビリー(山口e也)先生のダメ出し。真剣に聞く出演者たち。】

「ルルドの奇跡」の稽古が終了し、ミュージカル座に今井清隆さんが登場! 5時からBスタジオで「今井清隆コンサート」の稽古が始まりました。伊東恵里さん、ハマナカ先生、ビリー先生もコンサートの稽古に移ります。お忙しいことです。 何人かの座員が、コンサートの稽古を見学していました。「オペラ座の怪人」の怪人役や「レ・ミゼラブル」ジャベール役で聞かせていた豊かな美声が、稽古場の外まで響き渡ってきます。このコンサートは2月14日にアートスフィアで上演されるそうです。


【今井清隆さん(右)と伊東恵里さん(左)
〜ミュージカル座Bスタジオにて】


2月1日(木)

あっという間にステージングが進み、初めて全幕を通しました。出トチリ(出忘れ)続出! この作品は展開が早くて、数十秒だけ出るとか、自分の本来の役とは別の役でちょこっとだけ出るとかっていうのが、結構多いのです。そこが危ない。そして、出番の合間に小道具(テーブルとか岩のセットとか)の転換もあるので大忙しです。本番は、これに着替えやワイヤレスマイクの受け渡しなども加わるのだと思うと、心配です。今日は全体を確認しただけで終わってしまいましたが、役作りがしっかり順調に進んでる人もいて焦りました。通し稽古のあと、歌唱助手さんからブレスや休符の位置など、きびしく特訓されました。ごめんなさい。頭ではわかっているのです・・・。でも、動きが入ると、ついそっちに気をとられて・・・。頑張って叩き込みます!


【↑ベルナデット役の伊東恵里さん】

【↑恵里さんとフランソワ(父親)役の高原達也】



1月20日(土)

 

今回の「ルルドの奇跡」は再演作品なので、どんどんステージングが出来上がっていきます。ぼんやりしていられません。一日休むと何曲も先に進んでしまうので、風邪もひいていられません! 今日は、M10「ルルドの噂」からM15「町のおえらがた」までの町の人々の動きがつけられました。初演に出ていた人たちは、すっかり役作りが出来上がっているので、立っているだけでその役になってしまうような気がします。初めて参加する人たちは追いついていくのが大変! コーラスの音をとって、歌詞と動きを覚えて、人物の性格を考えて、回りの人とのコミュニケーションも考えないと一緒に芝居することもできません。もう頭の中では一日中ルルドの音楽が鳴り響いて、気分はすっかりフランス人 !? 忙しいけど、これが好きなんだなぁ! Aスタジオのかたすみには、舞台の洞窟に置かれる聖母マリアの石造が立っています。初演の時に、舞台美術の松野さんが発泡スチロールを削ってつくってくれたものだそうで、私たちの稽古を見つめています。マリア様、悩んだ時にはどうぞ助けてください・・・。


1月15日(月)

東京芸術劇場ミュージカル月間参加作品「ルルドの奇跡」の顔合わせです。今日から2月24日の初日をめざして、いよいよ毎日の稽古が始まりました。最初に演出家のハマナカ先生から作品に関したお話、初めて公演に参加する方々の挨拶があり、振付助手や歌唱助手などの係から、稽古の進行にあたっての注意や心構えなどがみんなに話されました。そのあと、チケット係さん中心に座員会議が開かれ、初めて公演に参加する客演の方たちは、もらったばかりの台本と楽譜を手に、初演のビデオを鑑賞して場面を理解する時間が設けられました。

【田淵圭子】

いよいよ始まったんですね!なんと言っても、今世紀最初のミュージカル座の公演です。 「ルルドの奇跡」は、私がこの舞台を見てミュージカル座に入った大好きな作品です! 憧れていた作品に初めて参加して今回は嬉しいことにベルナデットの妹、トワネットを演じます。いい舞台がつくれるようにみんなで一生懸命頑張りますので、みなさん、2月の第4週目はお忘れなく! ぜひ「ルルドの奇跡」にご来場ください。(田淵圭子)


1月12日(金)

みなさま、あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

さてさて、早速「ルルドの奇跡」CD録音日です。正月から早くも緊張! 「誰だ、音はずしたのは!」なんて言われないように・・・「誰だ、遅れてるには!」なんて言われないように・・・「そこでブレスとるなって言っただろ!」なんて言われないように・・・。スタジオ内は本気の嵐です。それにしても、スタジオに響く恵里さんのベルナデットの歌声にはただただうっとり。私もあんな風に歌えるようになって、いつかベルナデットを演ってみたいなぁ。CDを何度も聴いて勉強しようと思います。ペラマール神父役でCD参加の林アキラさんも一緒でした。アキラさんは今、帝劇で「レ・ミゼラブル」に出演中。舞台の合間をぬって駆けつけてくれました。アキラさん主演の「アインシュタイン・フォーリーズ」も、次の再演の時にはきっとCDになることでしょう。いつになるのかなぁ〜。「♪ドイツに〜生まれた〜ユダヤ人〜それが私だ」・・・待ち遠しい。

 

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