3月12日〜16日、「ルルドの奇跡」が終わって間もなく、ニューヨークへ行って参りました。メンバ ーは、木村美穂、会川彩子、福地洋子(ふくちゃん)、三浦宏一(こうちゃん)と、富田和康さん(とみっち)、摩尼貴法さんの6人。座員の4人はパスポートさえ持ってなかった。なんでこんなメンバーになったんだっけ?「センス・オブ・ワンダー」本番中、海外旅行慣れしているとみっちと摩尼が「ニューヨークに行こうと思うんだよね〜」「え、俺も!向こうで待ち合わせようか」などというかっこいい会話をしていた。そこに何故か美穂「え、あたしも待ち合わせる♪どこ?」ということで・・。そして会川、ふくちゃん、こうちゃんも交えて6人で行こう!!ということになりました。ツアーの手配、パスポートの取り方の指導、スーツケースの買い物まで摩尼ととみっちに付き合ってもらい、ガイドブックを買い込みはしゃぐ4人。わーいわーい。海外だ〜〜♪金欠の日々に急に贅沢旅行が舞い込み(まあ、みんな借金でもしたんでしょう)、金銭感覚を失うみんな・・。とみっちの計らいで成田にただ泊まりの前泊をし、いざニューヨークへ!13時間も飛行機に乗るなんて、地球は広いねえ。会川は去年の「アイ・ハブ・ア・ドリーム」の旅公演(金沢)が飛行機初体験で、今回2度目というだけに大はしゃぎ。地図で見たとおりの日本の海岸線にさよならをし、太平洋の大きさにア然とし、みんな、飛行機で寝るために成田のホテルでは寝ないようにしていたのに興奮しすぎて眠れない。こうちゃんとふくちゃんは勢い込んでワゴンサービスのワインを2本空けるが(え、こうちゃんは5本?)やっぱり眠れない。飛行機を降りると、一番恐れていた入国手続き。英語なんてしゃべれるわけもない4人。黒人のおじちゃんにまくし立てられあわあわしながらも、御得意の愛嬌(?)で乗り切る。
やっと着きました、ニューヨーク!しかもこれからシェラトン・ニューヨーク40階に4泊!ブロードウェイの主要劇場まで歩いて5〜10分の場所。まずはホテル近くの観光スポット巡りから。ロックフェラーセンター、セントラルパーク、そして教会へパイプオルガン演奏を聴きに行くが何時に始まるのかわからず、色々な教会を巡ってやっと見つけた念願のパイプオルガン演奏!・・・のはずがみんな空の旅の疲れが出てしまい爆睡。素敵な演奏こそ眠気を誘うのよねえ。とみっちは寝言まで言う始末。とりあえずホテルに帰って休みますか。そしてとりあえずのはずが誰も起きずそのまま朝まで・・。
2日目、メトロポリタン美術館へ行き、その後しばし自由行動。右も左もわからないふくちゃんと会川であえてつるんで見ました。入ったカフェではよくわからないままにケーキセット注文。「Ice
Cream?」と聞かれ、おお、この英語はわかるぞ!と思わず「YES!」と答えたらべっとりアイス クリームが乗ってきた(写真参照)。チップの渡し方がわからずテーブルに置いて逃げるようにカフェを出る。続いて靴屋さん。サイズが合わないので「モアー・ビック(違うだろ・・)」と言って出してもらう。日本人と知っていろいろ買わされそうになるが「オンリーオンリー」と言って財布を見せたら諦めてくれた。こんな二人でもちゃんとお買い物できました。実は今日は「RENT」観劇日。日本語のCDは聞いておりました。そして内輪のクリスマスコンサートなんかでは歌っても見ました。いやいや、英語なんかさっぱりわからんが、やはりブロードウェイのすごさを痛感させられました。役者のエネルギー・技術、音楽、装置。どれもこれも手抜きなし、妥協なし。劇場全体を包むエネルギーに威圧され、そのエネルギーで涙が出てきて止まらない。自分たちも常に熱い気持ちで舞台に臨んではいるけれど、今まで感じたことがないような、恐ろしい程神聖なエネルギーを感じました。自分の持っているどれほどの物を舞台に乗せることができるのか、常に戦っている者にしかできない舞台があるということを非常に感じました。いや〜それにしても格好良かったねえ♪
3日目に観た「シカゴ」は英語でまくし立てるシーンが多く、周りが大爆笑しているなか、みんなで「わからね〜〜」といいながらしょうもなく笑いあう・・。でもこの作品は、ダンスシーンだけでも絶対元が取れます。非常にオシャレなミュージカルですな。
この日の昼は、女3人が大絶賛の「フル・モンティ」も観ました。当日劇場でキャンセルが出た為たまたま見ることができたもの。リストラされた駄目駄目な男たちがストリッパーになるために奮闘する話。これは英語がわからなくても笑えました。しかしねえ、シモネタとも言えるドギツイギャグに、素敵な老夫婦が指差してゲラゲラ大笑いしているのにはびっくり。これ は日本で来日公演やっても面白くないよ。お客さんもブロードウェイから連れてこない限りはね。ラスト、逆光の中で全裸・・・と共に暗転・・。絶妙なタイミングに息をのみ、そんな自分に苦笑。客出し時に舞台上にコウコウと光る文字(写真参照)。これ、直訳すれば「ザ・丸出し」。この題名で上演すれば日本でやっても話題集まるかもね。更に今日はこうちゃんのバースデー。ホワイトデー生まれなんだね。巨大なチーズケーキでお祝いです。日本でもニューヨークチーズケーキって名前で売っているケーキ屋さんありますな。やたらこってりしているやつ。あれに更にこってりブルーベリーソースをたっぷりかけて大きさを5倍くらいにしたものが一人分。それを4つ買ってホテルの部屋でパーティー。とみっちお見立て(?)のバースデーカード(写真参照)もプレゼントし、大感激のこうちゃん(本当に泣いた)にみんなも大喜び。素敵な夜でした。
最終日は待ちに待った「オペラ座の怪人」。と、その前に、ニューヨークまで来て自由の女神を拝んでないじゃん!!ということでリバティー島へ。フェリーから見たマンハッタン島は霧がかっているせいもありますが、海岸ぎりぎりまで高いビルが建っているせいでまるで蜃気楼のようです。おお、この旅全てが幻なのでは・・。今回の旅最後のメインイベント、「オペラ座の怪人」観劇に向けてホテルで仮眠し、ベストな状態で劇場へ向かう。そして言葉を失うメンバー。劇場全体を巻き込む豪華なセット。豪華な衣装。すばらしい歌声。そして何より、怪人の感情が伝わりすぎてつらかったです。
こんなにもミュージカル三昧の日々で、もう、大盛り上がりなメンバー。自分たちの舞台が作りたくなったのだな。企画・製作団体「福々袋」を結成し、ミュージカル座でも4年前に上演した「コンチェルト」を10月にやらせていただくこととなりました。こんな和風な団体名ですが、ニューヨーク出身なのです!!「座員の外部出演」のページでも紹介させていただきますので是非お越しくださいませ。観劇中心のレポートとなりました。「とみっち・美穂、見知らぬ外人とエレベーターに閉じ込められる」「帰りの飛行機乱気流突入!墜落直前」など、アクシデントも少々あったのですが、長くなるのでまた次回・・・(?)
そして海外旅行サークルのように、次回旅行も企画。次はシンガポールかフロリダらしい。

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