ミュージカル座
since1995
公式サイト
Ver.1  2000.8〜
Ver.2  2001.9〜
無断複製・転載・
二次使用を固く禁じます
リンクは事後報告下さい

Vol.20

That’s Musical!

 

『楽しみな、ミュージカル劇団の見本市』

総合演出 ハマナカトオル

普段、横のつながりがないミュージカル劇団が集まって、一緒にステージをつくる初めての画期的な公演『That's Musical ! 』が、今年8月、銀座博品館劇場で行われることになりました。この公演は、ミュージカル評論家で月刊「ミュージカル」編集長の瀬川昌久さんが、ミュージカル劇団に呼びかけてくれて実現したもので、3つの劇団が、それぞれ独自の持ち味を発揮した45分ずつの作品を披露する舞台です。全体では、3話のオムニバス・ミュージカルと言ってもいい、楽しみな公演です。

第1部はザ・ライフ・カムパニイの「マンハッタン・プリンセス」、第2部はミュージカル座の「三人の花嫁」、第3部は劇団スイセイ・ミュージカルのミュージカル・ショウ「贈り物」となっており、各劇団の特色を存分にいかしたバラエティ豊かな内容となっています。各作品の演出と出演は劇団単位で行い、私が総合演出として、3劇団合同で演じるオープニングとフィナーレの演出、演目の順番決定、舞台装置の調整などをつとめさせていただきます。

一度に3つのミュージカル劇団が見られる舞台というのは、今までに例がないと思いますので、私たちもワクワクしています。各劇団のセンスや個性、実力、あるいはミュージカルに対する取り組み方などが、一目瞭然で比較出来るわけですから、ミュージカル・ファンにとっても、新鮮な発見の出来る舞台になると思いますし、つくる側も互いに競争心を刺激されますので、きっと力のはいったいい舞台に仕上がることと確信しています。また、劇場には3劇団のお客様が集まりますので、普段、劇団の単独公演では見ていただけない多くのお客様に、初めて劇団を知っていただくチャンスも生まれます。瀬川さんが声をかけてくれなかったら、実現しなかった企画かもしれませんが、とても楽しい企画ですので、ミュージカル座に声をかけてくださったことに感謝しています。

第2部としてミュージカル座がお贈りする「三人の花嫁」は、1995年に、ミュージカル座第1回アトリエ公演として上演した作品です。チラシに「ミュージカル座」と名前のついた初めての公演が、実はこの作品でした。ウェディング・ドレスを着た三人の出演者によるオフ・ブロードウェイ・タッチのミュージカル・コメディですが、私の大好きな作品でもあります。観劇した音楽評論家から、「いつも東京でこのようなミュージカルが上演されているといいなあ。」と言われたことがあり、私も上演を待ち望んでいました。出演する鈴木智香子は、95年の第1回公演にも出演していますので、9年ぶり2度目。片桐和美と村上由香は、初めてこの作品に出演します。

この企画の話をいただいた時に、思い出したことがあります。私は、93年から舞台芸術学院ミュージカル部で教えてきましたが、当時からの悩みは、ミュージカル部を卒業した生徒たちの進路の選択肢が、あまりに少ないということでした。演劇部の生徒たちは、卒業すると数多い劇団の中から、自分の好みに合った劇団を探すことが出来ます。また、自分たちで劇団を旗揚げする例も多く見られます。ところがミュージカル部の生徒は、選択肢が少なく、難関のオーディションに不合格となると、大多数が何年もレッスンだけの生活となり、ついにはミュージカルの道に進むことをあきらめてしまいます。また、ミュージカルは莫大なお金がかかると思っているからでしょう。卒業して自分たちでミュージカル劇団を旗揚げする例も、ほとんど見られません。

私は、教師として、卒業して行く生徒が、せめて10ぐらいのミュージカル劇団の中から、自分の個性と好みに合った劇団を選択して進んで行けたらいいのに、と思っていました。また、一つの劇団で失敗しても、同じような規模のミュージカル劇団がほかにもあれば、違う劇団で再挑戦することも出来ます。そのためには、日本のミュージカル劇団がもっと増えて、それぞれ活発に活動し、豊かな芸術活動に邁進出来るような環境が整えられていることが必要です。私に出来るかどうかはわからなかったのですが、そうした選択肢の一つになれば、という思いで立ち上げたのが、ミュージカル座でした。

今回のミュージカル3劇団ジョイントフェスティバルは、『ミュージカル劇団の見本市』として、日本のミュージカル劇団にはこんな劇団があるんだと、多くの方に知っていただく、とてもいい機会です。そして、ミュージカル劇団が互いに知恵を出し合い、協力し合って、日本のミュージカルを発展させ、よりよい環境をつくるため、こうした試みに挑戦することを嬉しく思います。さらに多くのミュージカル劇団に参加していただき、毎年恒例のフェスティバルに発展することを願っています。

月刊「ミュージカル」7月号に、関連特集記事掲載。

 

8月14日(土)〜15日(日)銀座博品館劇場で上演予定のミュージカル3劇団ジョイントフェスティバル「That's Musical !」第2部ミュージカル座「三人の花嫁」連日稽古中です。

左より片桐和美、村上由香、鈴木智香子

ミュージカル座の代表として出演します。

他の劇団とのジョイントという初の試みに今からわくわくしています。いつか共同で一つのオリジナルミュージカルを制作し海外で公演したいなあなんて思います。今回ミュージカル座は人数こそ3人だけですがパワフルな舞台をお届けしたいと思います! '04のお盆がステキな思い出になりますように・・・。(鈴木智香子)

鈴木智香子は9年ぶり2度目の出演。ほかの2人はこの作品に初参加です。

私は結婚式が大好きなんです。それは、幸せにつつまれた花嫁さんの輝く笑顔が好きなんです。友人の結婚式に出席するたびに、花嫁さんって本当にまぶしくてまぶしくて輝いていて、結婚式は、こっちまで幸せな気持ちにしてくれるすごい力があるんだなぁーっていつも思っていました。あたしも昔から2004年までには絶対に結婚するぞーと思っていたのですが、その願いをかなえる事が出来たのが舞台の上!!なんて幸せ!! この「三人の花嫁」には色々な愛の形があるけれど、どれも本当に素敵だなあと思います。愛って人を強く変えてくれるすごい力がある。純粋に人を愛する気持ちがどんなにスバラシイ事なのかいっぱいつまった作品だと思います。来てくれたお客様が幸せな気分になってくれるように、愛の力をかりて、演じていきたいです。(村上由香)

本番の日は、純白のウェディングドレスで・・・。

ミュージカル座に携わってから、色々な作品に、役に出会ってきましたが、この作品は初期のものでありながら・・・というか、初期の作品であるが故になかなか縁がなく、今回やっとめぐりあう事ができ、本当に幸せに思います。この物語に登場する3人はまったく違うタイプでそれぞれ魅力的ですが、私の演じる順子という女性は、たぶん一番普通の女の子なんじゃないかなぁと思います。平凡にそれなりに幸せに生きてきたであろう順子が、結婚を機に本当に大切な事に気付く・・・。誰にでも起こりそうな3人のエピソード。観終った後、何だか幸せな気分になれるようなそんな暖かな作品に仕上げられたらなと心から思います。愛を込めて大切に順子を演じたいと思います。(片桐和美)

ミュージカル・ナンバーは全部で9曲。合唱の美しさに磨きをかけます。

♪真夏の海辺で(イエイエ)    彼と歩くの(イエイエ)

二人寄りそい(イエイエ)    木陰にかくれる

♪恋はまぶしい    揺れる二人の影

♪ディズニーランド出かけたのよ

うまくいってよかったわね

♪心からいま歌う    あなたへの愛の誓い

もう何もこわくないわ

荒海もこえて    生きて行ける

あなたとなら

 どうぞお楽しみに!!

ミュージカル3劇団ジョイントフェスティバル
「That's Musical !」

2004年8月14日〜15日 銀座博品館劇場

「三人の花嫁」

脚本・作詞・演出・振付 : ハマナカトオル / 作曲・音楽 : 逸見良造

出演 : 鈴木智香子・片桐和美・村上由香

 

 

ホームページまで戻る 「ミュージカル座アーカイブス」リストに戻る このページのトップへ戻る