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○2002年の「ひめゆり」プログラムに書かれた本田美奈子.さんの文章
人が人を傷付ける。罪のない人々を・・・。
何も知らない、何も分からない子供達まで・・・。
数えきれない程の命を奪う。そして、心を奪う戦争。
人は、傷付け合う為に生まれてきたのでしょうか?
人は、憎しみ合う為に生まれてきたのでしょうか?
私は、そうではないと信じたい。
人は、いや、生きている物全てが死ぬ事を分かって生まれてきます。
だからこそ、愛する喜び、お互い助け合う思いやり、
信じ合う心を大切に生きて一生を終える。そうでありたい。
人には、色々な人生があります。
誰一人として、全て誰かと同じ人生を歩んでいる人はいないでしょう。
それぞれ考え方が違うのは当然です。みんな心があるんだから。
その心が暖かくいられるか、冷たくなってしまうのか、
もし冷えきった心になってしまったら、
ほんの少しの歩み寄りで、ほんの少しの愛情で、
幸せになれるかもしれない。そう思います。
私は戦争を経験したことがありません。
だから考えが甘いとおっしゃる方もいるかもしれません。
でも今現在、地球の何処かで、戦争の中
毎日死と背中合わせで生きている人達が現実にいる。
そう考えると、今回『ひめゆり』に出演させて頂き、
会場に足を運んでくださった方々に、戦争の恐ろしさ、
平和でいられる事のありがたさを、少しでも
感じて頂けたら嬉しく思います。
本田美奈子.
○2004年の「ひめゆり」プログラムに書かれた本田美奈子.さんの文章
この広い地球上で、幸せを感じながら生活してる人は、どれ位いるのでしょう。人は、この世に誕生したと同時に、時は1秒1秒止まらずに過ぎ、今を生きそして必ず過去・未来があります。
「ひめゆり」は実際にあった過去の悲劇、二度とあってはならない、決して忘れてはいけない戦争です。そして現在、大切な地球の恵みを破壊すると分かっていて、まだ戦い争う人々がいます。現在がこんな状態だったら未来はどうなるのでしょう。私は、平和で輝ける未来であって欲しいと、心から願います。だからこそ「ひめゆり」の舞台に立ちます。微力だと分かっていても、来て下さったお客様に、ほんの少しでも平和でいられる事の有り難さを感じて頂ければ嬉しく思います。
私の発売させて頂いたクラシックアルバム「アヴェ・マリア」の中に私が作詞した「タイスの瞑想曲」という歌があります。その詞は、争いのない平和な輝き溢れる地球そして未来へと願いを込めて作りました。
私は「ひめゆり」という作品と出会えて生きる喜び、そして生きている幸せという感じ方が今までと大きく変わりました。身近にある小さな幸せを大切に感じながら時を過ごす事、毎日の生活の中では“あたりまえ”になっていることが幸せなんだと・・・平凡な生活こそとても幸せな事なんだと思う様になったからです。そして私は小さな幸せを大切にしながら、この舞台に立てるという大きな幸せを感じて舞台に立たせて頂きたいと思っています。
本田美奈子. |