ミュージカル座
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公演終了いたしました。ご観劇ありがとうございました!

ミュージカル座 公演情報

『沈黙の春』出版50周年記念:特別公演

ボブ・ハインズ マリー・ローデル ロバート・カーソン マリア・カーソン ドロシー・フリーマン ヒギンズ氏
阿部よしつぐ 杵鞭麻衣 佐山陽規 今泉りえ 井料瑠美
特別出演
光枝明彦
チラシ表

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チラシ裏

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美しい自然環境を守るために、
たった一人で国や企業と闘った、
勇気ある女性のメッセージが、
深く静かに心に届くミュージカルです。

美しい海や森を愛し、企業による環境破壊を警告した著書「沈黙の春」を出版して、たった一人で国や企業を相手に闘い、『地球の恩人』と謳われたアメリカの女性海洋生物学者レイチェル・カーソンの生涯を、美しく感動的な歌で綴るミュージカルです。ミュージカル座はこの度、エイジェントを通じてレイチェル・カーソンの著作権者よりミュージカル化の許諾を受け、今年4月の上演を目指します。抜群の歌唱力で広く活躍する伊東恵里が、6年ぶりにミュージカル座に主演するファン待望の舞台です。脇を固めるのは、光枝明彦、井料瑠美、佐山陽規、今泉りえ、阿部よしつぐ、杵鞭麻衣ほか、ミュージカル界最高の実力キャスト陣。山口e也とハマナカトオルのコンビが、現在の視点を加え脚本を全面改訂してこの時代に問う、ミュージカル座でなければ見ることができないオリジナル・ミュージカルです。

今年2012年は「沈黙の春」(1962年出版)の出版50周年です。汚染されない美しい地球環境を守ることの重要性が、ますます高まっている今、レイチェル・カーソンの物語を皆様と共有したいと願い、この舞台を企画しました。「沈黙の春」最終章でレイチェルが書き残した「べつの道」という、人類がこれから選択すべき道についての予言は、私たち日本人のすべてが、今、耳を傾けるべき重要な未来へのメッセージと確信しています。

タイトルの「センス・オブ・ワンダー」は、「自然の素晴らしさに目を見張る感性」という意味で、レイチェルの最後の著書のタイトルでもあります。私たち人間が、自然の素晴らしさ、美しさをもっともっと大切に考えるように願いながら、2012年の春、このミュージカルを届けます。

■公演日程

2012年4月24日(火)〜28日(土)

■公演会場

IMAホール

〒179-0072 東京都練馬区光が丘5-1-1 IMA中央館4F
TEL 03-3976-2000 http://www.ima-hikarigaoka.jp/
都営地下鉄大江戸線「光が丘」駅下車 徒歩1分

■公演スケジュール

 

月日 4/24 4/25 4/26 4/27 4/28
曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日
ヒル ☽12:00
ヨル ☽19:00 ☆19:00 ☽19:00 ☆19:00 ☆16:00

※開場は開演の30分前です。※本公演は☽組・☆組のダブル・キャストで上演いたします。キャストの出演スケジュール(☽・☆)をご確認ください。※残席ある場合は、公演開演の1時間前より当日券を販売いたします。ご観劇当日のご予約は承っておりません。当日券をご利用ください。※出演者並びに出演スケジュールに変更がありました場合は、何卒悪しからずご了承ください。出演者変更の場合でも、他日への変更、払い戻しはいたしかねます。※未就学児童のご入場はできません。

■チケット料金

S席/7,000円(全席指定/税込)
A席/5,000円(全席指定/税込)

■☽組キャスト

伊東恵里・阿部よしつぐ・杵鞭麻衣・佐山陽規・今泉りえ・井料瑠美・光枝明彦・中本吉成・鎌田誠樹・神郡英恵・川田真由美・詩乃優花・安田貴和子・羽鳥翔太・黛 一亮・大西健次・平川めぐみ・篠崎未伶雅・月坂日南・水野杏奈・安岡千夏・山中一美・栗山絵美理・滝口恵梨果・藤岡佐知子・岡田かな(子役)

■☆組キャスト

伊東恵里・阿部よしつぐ・杵鞭麻衣・佐山陽規・今泉りえ・井料瑠美・光枝明彦・青木結矢・佐野信輔・田宮華苗・山本英美・藤澤知佳・佐々木由布・大西健次・小倉 卓・長谷川太紀・般若愛実・西利里子・清水由季・谷中しおり・岩田映子・野沢美喜・名角 愛・妹尾理映子・加藤ゆらら(子役)

■スタッフ

作曲・編曲・音楽監督/山口e也 脚本・作詞・演出・振付/ハマナカトオル
美術/松原 優介 衣裳/伊藤優理 照明/太田安宣 映像/JUNGO
音響/戸田雄樹 舞台監督/大地洋一
クラシックバレエ振付/田宮華苗 演出・振付助手/梅沢明恵
音楽監督助手/入吉玲羽
宣伝美術/島倉 洋 舞台写真/山内光幸
制作/川田真由美 野沢美喜 プロデューサー/ハマナカトオル
監修/上遠恵子 協力/レイチェル・カーソン日本協会
企画・製作・主催/ミュージカル座
助成:文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業)

■公演に関するお問い合わせ

■ミュージカル座  TEL 048-825-7460

■稽古場だより

ミュージカル「センス・オブ・ワンダー」の稽古場から、稽古の様子やキャストの皆様の声をお伝えする稽古場だよりです。


顔合わせ

3月7日、ミュージカル「センス・オブ・ワンダー」の豪華キャストが勢揃いした顔合わせ。主要キャストには、ミュージカルの歌の先生がずらりと並んでいます。6年ぶりにミュージカル座に出演する伊東恵里さんを筆頭に、4月24日の初日に向けて、出演者たちが舞台への抱負を語りました。

最初に、作・演出のハマナカトオルが、今回のミュージカルを、震災後のミュージカルとして上演したいと、上演決定までの経緯や、上演の意図、脚本の改訂について説明し、今の日本人に共感してもらえる舞台をつくりたいと語りました。続いて、キャスト一人ずつの挨拶が行われました。公演への抱負を熱く語る出演者。


佐山陽規


今泉りえ


井料瑠美


光枝明彦

伊東恵里「歌詞の言葉は、時代や背景によって、全く違う感性でとらえられるものだと思っておりますので、今回の歌詞が歌っていてどう感じられるか、書き換えられた本が楽しみです。今だからやる意味がある作品だと、私も思っております。レイチェル・カーソンのメッセージを、お客様に伝えられるように頑張ります。」

光枝明彦「懐かしい方々とまたご一緒できることを楽しみにしています。ミュージカル座は、「ルルドの奇跡(2008年、ラカデ市長役)」以来ですが、今回は善良な役をいただき、やっと私にピッタリなキャラクターがやってきたなーと喜んでいます。汚染の問題は、むしろ今、外国で強く心配されており、我々は真相をつかんでいないのではないかと思っております。こういう題材を取り上げることに共感しつつ、演じたいと思います。」

井料瑠美「伊東恵里さんとは、いつかご一緒したいと願っていたことが実現しまして、嬉しく思っています。「センス・オブ・ワンダー」は、私の愛読書でもありますので、レイチェル・カーソンの親友ドロシー・フリーマンを大事に演じたいと思います。」

今泉りえ「4歳の娘の母として、感じることがたくさんある作品だと思います。子を育てるうえで大事なことを、レイチェル・カーソンの原作を通じて教えられました。」

杵鞭麻衣「今回、「センス・オブ・ワンダー」に出演すると言うと、ミュージカル俳優の仲間たちから、伊東恵里さんでしょう、いいな、私も伊東恵里さんと共演したいという声をたくさんもらいました。「ミス・サイゴン」でもご一緒できませんでしたし、私にとっては伝説の人で(爆笑)、そんな人と今回デュエットがあるので、ぶちこわさないように頑張ります。」

顔合わせ終了後、休憩をはさんで最初の歌稽古が始まりました。フィナーレで出演者全員で歌われる「センス・オブ・ワンダー」と「緑の世界」の2曲です。この2曲は劇中何度か繰り返されるテーマ曲です。美しい歌声が響くなか、同時進行でメインキャストの衣裳の採寸も行われました。


歌稽古

音楽監督助手の入吉玲羽による歌稽古が数日続きます。ミュージカル・ナンバーは全部で32曲。譜読みだけでも、一日ではとても終わりません。「センス・オブ・ワンダー」は、すべてのドラマが音楽の中で演じられるミュージカル。音楽を知って、初めてそのシーンを理解することができます。

音楽監督助手/入吉玲羽「この作品の音楽は、メロディーもアレンジも本当に美しくつくられていて、メロディーを聞いているだけでも泣けてくるほどです。レイチェル・カーソンが望んだ世界や感性を、見事に音楽で表現していると思います。今回のカンパニーは、ナンバーワンの歌姫である伊東恵里さんを中心にして、みんなで一つのメッセージを届けること、全員のまとまりが生まれることが理想です。」


川田真由美

川田真由美(☽組 シャーリー・ブリッグズ役)「初演の時はバタバタしていた記憶しかないんですが、今回はこの作品にすごく興味が出ている自分にびっくりしています。いろんな事実を知りたい、調べたくてたまらないという衝動にかられていますね。今回の公演はキャスティングが発表されて、開けてびっくりという感じでした。伊東恵里さんや光枝明彦さん、よしつぐ君など素晴らしい人たちと芝居が出来るんだと嬉しかったです。私、伊東恵里さんは劇場のロビーで会っても泣いちゃうくらい大好きなので、共演をずっと待ち望んでいました。本当に嬉しいです。」


藤澤知佳

藤澤知佳(☆組 ジーン・ディビス役)「この作品はセリフが歌になっていますから、気持ちを乗せて歌うまでに、まだちょっと時間がかかるかなと思います。しっかり芝居をつくってからでないと歌えないナンバーばかりですね。大人の雰囲気のカンパニーが大好きで、この作品にすごく合っていると思います。私が演じるジーンという役は、レイチェル(伊東恵里さん)の漁業局時代の仲間で、その後レイチェルの秘書になります。上司の光枝さんを中心にした明るい快活なシーンが多いので、生き生きと演じたいと思っています。」


中央:伊東恵里


家族の稽古 中央:今泉りえ

歌稽古が終わり、演出のハマナカトオルによるステージングと振付が始まりました。今回の「センス・オブ・ワンダー」は、12年前の初演と、舞台装置の発想が全く違います。人物の配置や動きも、それに合わせて新しい絵がつくられて行きます。初演ではレイチェル役が一人で歌っていた曲が、今回は大勢で歌う曲に変わったところもあります。キャストも大きく変わりましたので、ほとんど新作をつくっているような稽古場です。レイチェル役の伊東恵里さんを中心に、芝居を確認しながら、一場面ずつ俳優の動きが決められて行きます。


レイチェル(伊東恵里)と
幼いレイチェル(岡田かな)

伊東恵里「一度やった役なのに、メロディーさえ覚えていないという自分がさびしいです。でも断片的には覚えています。覚える回路をつくると大丈夫なので、新たに一からやっていきたいと思います。久しぶりに音楽で繋ぐミュージカルをやったので、間の取り方が難しいんだなあと改めて感じています。細かくつくりこんで行きたいです。楽しくなりそうですね。」

PROFILE/神奈川県出身。合唱団を主宰する母のもとで2歳より歌を、4歳よりモダンバレエを始める。武蔵野音楽大学声楽科卒業後、劇団四季に入団。一年間の在団中に、「夢から醒めた夢」マコ役など主要な役で活躍する。その後、数々のミュージカルへの出演を果たし、東宝ミュージカル「ミス・サイゴン」初演でヒロイン、キム役を射止める。また抜群の歌唱力でディズニー映画「美女と野獣」日本語版でヒロイン、ベル役の歌とセリフを、「ムーラン」でムーラン役の歌を、「メリー・ポピンズ」でジュリー・アンドリュースの歌を吹き替えている。ミュージカル座には「ロザリー」初演のロザリー役で初主演。以後、「ひめゆり」キミ役など数多くの作品に主演し、2001年、「ルルドの奇跡」主演ベルナデット役で、東京芸術劇場ミュージカル月間優秀賞を受賞している。


M16ステージング稽古


バレエを踊る佐々木由布

左上の写真は、M16「ワシントンD・C」の振付風景。職さがしのため田舎から上京したレイチェルが、慌ただしい都会の喧噪に巻き込まれるミュージカル・ナンバーです。エネルギッシュな群衆場面にしなければならないため、テンポの早い振付がつけられていきます。一人一人が違う動きをするため、振付は丸一日を要しました。早い動きの中で、正確に歌わなければならず、かなりの集中力も必要な曲です。右上の写真は「海のバレエ」の振付風景。複数場面で登場するクラシックバレエの振付は、劇団員の田宮華苗が振り付けています。


神郡英恵

神郡英恵(☽組 マリアン役)「この作品は、レイチェルの成長と共に、他の登場人物や時代も時を刻んでいるので、観ている皆さんと一緒に時の流れを感じて行きたいと思います。男性だけのコーラス曲や、女性だけのコーラス曲があって、音楽の変化がいつものビリー先生の作品とは違う感じがして新鮮です。場所も多く変わるので、観ていて飽きないと思います。いろんなところに行った気分になれる作品ですよ。個人的には、吉成さん(中本吉成)と兄弟になるのは、「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」のジャネットとマイク以来なので、とても楽しみにしています。」


井料瑠美

井料瑠美「伊東恵里さんと、やっと、ご一緒することができました。(以前、とあるミュージカル・コンサートで、ご一緒するはずでしたが、現実にはならず、いつも、何かをこの方と、ご一緒できたら! と願っていたんです。素晴らしい歌姫!)本当に嬉しい。しかも、一緒に歌えるなんて。
それから、レイチェル・カーソンは、ずっと、ずっと、好きでした。「センス・オブ・ワンダー」の詩集に震えるほど共感してしまって、「沈黙の春」も読んだことがありました。だから、この話をいただいた時に、とても嬉しかった。舞台から、メロディから、自然の懐深い優しさが、お客様を包み込むような、そんな舞台になったら、素晴らしいなあと思います。この時代にレイチェルのメッセージは、深く響くと思います。道の選択、まだ、遅くはないと、私は思います。レイチェルは、なんというかしら。」

PROFILE/宮崎県出身。1989年に劇団四季に入団。ジャン・ジロドゥ原作の「間奏曲」(ジルベルト役)で初舞台を踏む。その後、数々のヒロイン役を演じる。主な出演作品は、「CATS」、「ドリーミング」(チレット)、「オペラ座の怪人」(クリスティーヌ)、「ウェストサイド物語」(マリア)、「美女と野獣」(ベル)「アスペクツ オブ ラヴ」(ジュリエッタ)と、綺羅星のごとく並んでいる。2001年、劇団四季を退団。その後は、「チャーリーはどこだ!?」、「レ・ミゼラブル」、デビット・ルボー演出「Nine The Musical」、「ハロー・ドーリー!」などに出演。ミュージカル座には、2010年の「ひめゆり」で上原婦長を演じて以来、2年ぶり2度目の出演となる。


漁業局の場面で


幼いレイチェルと家族

ステージングが続きます。レイチェル・カーソンの人生を描いたミュージカル「センス・オブ・ワンダー」は、20世紀前半のアメリカが舞台。幼い頃から、森の木々は伐採され、故郷の川は工場の廃液で汚れて行く時代の中、自然を愛する家族によって育てられたレイチェルが、エコロジーの考え方に行き着いて環境破壊に対する警告を発した著書「沈黙の春」を発表するまでのストーリーが、流れるような音楽の中で描かれて行きます。20世紀は、経済発展や度重なる戦争、核実験などによって、地球環境が破壊されて行った時代です。そうした人類の行く末に、いち早く異議を唱えたのがレイチェル・カーソンでした。

    

山本英美

山本英美(☆組 シャーリー・ブリッグズ役)「久々の伊東恵里さんとの共演で、学ぶことが多く、嬉しく思っています。監修の上遠恵子さんから伺ったところによると、私が演じるシャーリーは、レイチェルの一番身近にずっといた存在で、とても魅力的な女性だったと知って、レイチェルとシャーリーの、そうした関係を表現することが、一番やらなくてはならないことだと考えています。セリフが歌になっていますので、歌で伝えていく難しさを感じているところです。」


阿部よしつぐ

阿部よしつぐ「恥ずかしながら、僕は今までレイチェル・カーソンについて知らなかったのですが、お話をいただいてから、ある人に「センス・オブ・ワンダー」という作品に出ることになったよと話をしたら、その人がその本を知っていて、今の阿部くんにピッタリの本だと思うと言ってくれました。本当に今、自然環境について考えざるをえない状況に来ていて、自分ももっともっとその事について勉強して、何かに貢献できないかなあと思っていたところでしたので、今回、この作品に関われたことは、本当に運命を感じました。役者として、一人の人間として、いろいろ勉強をして、この作品に真摯に取り組みたいと思います。」

PROFILE/愛知県出身。1999年、「YESTERDAY IS…HERE」で初舞台。「アイ・ラブ・坊ちゃん2000」、「ジキル&ハイド」、「Footloose」「テニスの王子様」河村隆役、TSミュージカルファンデーション「砂の戦士たち」、東宝「ミス・サイゴン」、「キャンディード」、松竹「ファントム」「ジェーン・エア」など多くの舞台に出演。東宝「レ・ミゼラブル」では、2003年から2007年までバベ役を演じ、2011年にアンジョルラス役を演じた。ミュージカル座には「トラブルショー」「ロイヤルホストクラブ」「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」「わだつみのこえ」に出演。2012年7月上演予定の「ひめゆり」で、檜山上等兵を演じる事が決まっている。


加藤ゆららと神郡英恵


岡田かなと青木結矢


加藤ゆららと佐山陽規

物語の前半で描かれる幼い頃のレイチェルの場面には、ミュージカル座には珍しく、子役が登場します。とは言っても、「レ・ミゼラブル」リトル・コゼット/リトル・エポニーヌ役出演など、ミュージカルの勉強と経験をきちんと積んでいる優秀な子役たちです。稽古での歌唱や覚えの早さには、大人も舌を巻くほど。子役の笑い声が聞こえる稽古場は、少しずつ暖かさを増していく気候と共に、いつもより穏やかな空気が流れているようです。


田宮華苗

田宮華苗(☆組 マリアン役)「ミュージカル座の稽古場に子供がたくさんいるのが新鮮で、とても癒やされるし、楽しいです。弟役の青木(結矢)ちゃんとは「わだつみのこえ」で一緒だったんですが、彼は本当に役によって印象が違って、さわやかな弟です。子役のレイチェルと三人で、兄弟に見えるよう頑張ります。両親の佐山(陽規)さんと(今泉)りえさんとのコーラスも楽しみです。今回、初めてバレエの振付をさせていただきましたが、自分が付けた振りを皆さんが踊ってくださるのを見た時は、とても嬉しかったです。でも創り出す作業はとても大変で、三日間くらい朝5時まで考えていました。自分も踊るので、素敵な「海の精」になったらいいなと思っています。」


今泉りえ

今泉りえ「セリフが歌になっているミュージカルは、「レ・ミゼラブル」はやっていたんですけど、役として演じ歌うのは、すごい難しさを感じています。が、とても楽しい作業で、メロディーと感情をリンクさせていく作業が、とても楽しいです。子役の子たちの飲み込みの早さに驚いています。もっともっと仲良くなって、しっかりと親子の絆を深めていきたいと思います。調べてみたら、「センス・オブ・ワンダー」という本は、子育てのキーワードになっているんですね。子育てのサイトでよく紹介されているんです。読んでみて、私も感銘を受けました。」

PROFILE/子役で活躍したのち、劇団四季に入団。在団中は「キャッツ」シラバブ役をはじめ、「夢から醒めた夢」「ウェストサイド物語」「美女と野獣」「ライオンキング」等のミュージカルを中心に活躍。退団後、東宝ミュージカル「レ・ミゼラブル」「ミス・サイゴン」等に出演。現在も安定した歌唱力で、ミュージカルの舞台やLive活動、コーラス参加、ナレーション、歌唱の個人レッスン等、多岐に渡る活動をしている。ミュージカル座には今回が初出演。

ヒギンズ氏役の光枝明彦さんと、レイチェル役の伊東恵里さん。
お二人の共演は、なんと伊東恵里さんの劇団四季初舞台以来だそうです。


光枝明彦と伊東恵里


左から阿部よしつぐ 詩乃優花 山本英美

光枝明彦さんを中心としたワシントンD・Cの漁業局のシーンの稽古です。職さがしのため上京したレイチェルを、ラジオ番組の台本作家として雇ったのが、光枝さん演じるヒギンズ氏でした。レイチェルの文才を高く評価した上司ヒギンズ氏の力添えによって、レイチェルは人気作家への道をスタートさせます。レイチェルを生涯支えたボブ・ハインズ、シャーリー・ブリッグズら仲間たちとの出会いも、この仕事からでした。


詩乃優花

ミュージカル座初出演の詩乃優花さん。宝塚歌劇団花組で名ダンサーとして活躍。「SPEAK EASY」ジェニー・ダイバー役で退団後は、ミュージカル「ワルツを聞いた?」や「葉っぱのフレディ」などの舞台、TVアニメ「おジャ魔女どれみ」の声優としても活躍しています。

詩乃優花(☽組 ジーン・ディビス役)「普段はオーディションて楽しくはないですが、この作品はオーディションの時からすごく楽しかったので、いいなと思っていたら、参加させてもらって、今すごく楽しいです。出てくる人出てくる人皆さんが、歌えて踊れて、本当に実力者揃いなので、すごく見応えがあると思います。置いて行かれないように、私も頑張ろうと思います。」


光枝明彦

光枝明彦「きのう今日と、私中心に入れ込み稽古をしていただいて、感謝しております。これでやっと皆さんに追いつけたかなという感じです。この作品は、もう本当に音楽がきれいで、私の好きな音楽ばっかりで、やっていてとてもすがすがしい気持ちになれます。純粋で自然を愛したレイチェルの心情を表した音楽だと思います。レイチェル役の伊東恵里ちゃんとは、彼女の劇団四季の初舞台「夢から醒めた夢」以来です。その頃から可愛らしかったですね。声も姿も美しくて、みんなの憧れでしたよ。でも芯が強くて、自分を持っていて、普通の女の子とは違うぞ、と思っていました。共演が楽しみです。刺激し合って、いいものをつくりたいですね。」

PROFILE/劇団四季の主要メンバーとして、30年あまりに渡って歌に芝居にと大いに活躍した。2006年に四季を退団後も、精力的に舞台活動を続けている。主な出演作品は、「ジーザス・クライスト=スーパースター」「キャッツ」「ユタと不思議な仲間たち」「TITANIC the musical」「ウーマン・イン・ホワイト」「モリー先生との火曜日」「DRACULA〜ドラキュラ伝説〜」などがある。またコンサートやNHK大河ドラマ「篤姫」などにも出演。ミュージカル座には「ルルドの奇跡」ラカデ市長役に続いて2度目の出演となる。


ダンスパーティの稽古


大都会の群衆シーン


稽古中の女性キャスト


藤澤知佳 阿部よしつぐ 山本英美

ステージングもすべて終了し、固める稽古にはいりました。歌やダンス、演技を向上させるため、キャスト同士打ち合わせをしたり、居残りで稽古したり。稽古場のあちこちで、様々な場面が繰り返され、稽古場は活気にあふれています。演出・振付助手の梅沢明恵が、付けられたシーンを細かくチェックして、出来ていない場所をクリアにして行きます。時間をかけて、こまかく修正を重ね、ミュージカルは完成に近づいて行きます。


中本吉成

中本吉成(☽組 ロバート・Jr役)「初演と同じ役をやっているのは、伊東恵里さんと僕の二人だけらしいので、もう一度演じさせてもらうことで、初演の時には描くことが出来なかった役づくりに挑戦できることを嬉しく思って、毎日稽古に励んでいます。実は僕は、ミュージカル座の作品の中で、この「センス・オブ・ワンダー」の曲が、一番素敵なメロディーだと思っています。この意見は劇団員の中でも多く、全編に流れる曲の美しさも楽しみにして、是非一人でも多くの方にご観劇いただきたいと思っています。」


青木結矢

青木結矢(☆組 ロバート・Jr役)「何より嬉しいのは、中学生の頃から舞台を観ていたような実力派の大先輩方と共演できることです。今の日本にとって、すごく大切な問題がつまった作品なので、この作品を上演する意味をすごく感じますし、僕自身も今回の機会をいただいて幸せに思います。前回の「わだつみのこえ」では、タミちゃん(田宮華苗)を虐待する役でしたが、今回は仲のいい兄弟役で、これも役者の面白いところだと感じています。」


杵鞭麻衣

杵鞭麻衣「心が洗われる作品だと思います。さっきも伊東恵里さんと話していたんですけど、レイチェル・カーソンは、妖精みたいな人ですね。たぶん、神様から地球をよろしくねって遣わされて来た人なんじゃないかって思います。恵里さんも妖精っぽいじゃないですか。重なる部分があるなあって。マリー(私)もレイチェルを大切に扱わなきゃって思いますね。レイチェルの周囲の人は、みんなそう思っていたんじゃないかしら。彼女が自然の一部みたいな感じ。観ているお客さんにも、そんなことを感じていただけたらいいですね。」

PROFILE/埼玉県出身。日大芸術学部で声楽を学ぶ。その後ロンドンに単身留学。またフランス・パリにて、唯一の日本人キャストとしてミュージカル出演を果たす。帰国後は舞台出演以外にも、映画・テレビなどに活動の場を広げている。主な出演作は、「レ・ミゼラブル」「ミス・サイゴン」「死のバリエーション」「ウーマン・イン・ホワイト」「ファントム」「ファニーガール」「シカゴ」「ドラキュラ」「鏡の法則」など、実力派のミュージカル女優として活躍している。ミュージカル座には、「ロイヤルホストクラブ」「ゴースト」に続き3作品目の出演。

井料瑠美さんと伊東恵里さん。ミュージカルの舞台で大活躍してきた二人の歌姫。
この「センス・オブ・ワンダー」が初共演です。


光枝明彦 藤澤知佳 伊東恵里


伊東恵里

タイトルの「センス・オブ・ワンダー」とは、自然の驚異に目を見張る感性という意味で、レイチェル・カーソンの最後の著書のタイトルでもあります。舞台の中でも、レイチェルが自然の驚異に感動する場面がいくつも出て来ます。岩山で岩石を採集し、魚の化石を発見し、そこがかつて海だったことを知る場面。海の浅瀬で、稚魚の群れが必死で沖へと泳ぐ姿に泣く場面。船に乗り、大西洋の真ん中で自然の大きな懐に包まれる場面。自然と触れ合う多くの経験を通じて、レイチェルは地球環境を大切に考える心を育んで行きました。


安田貴和子

安田貴和子(☽組 オルガ・ハキンズ役)「レイチェルは、決断力や行動力があり、あきらめない心を持っています。私が演じるオルガが彼女に惹かれていったのは、そういうところだったのではないかと思っています。みんなを動かしていく姿や人生が、すごくかっこいいなと思いました。舞台では、そこまでからんでいないんですけど、レイチェルの文通仲間として、本番までに役を深めて行きたいと思います。レイチェル役の伊東恵里さんは、私にないものばかり持っている方で、本当に憧れます。共演させていただく喜びをかみしめています。」


佐々木由布

佐々木由布(☆組 オルガ・ハキンズ役)「レイチェルはじめ、いろんなキャラクターがいて、その人の人生や考え方や人間らしさが、素敵な音楽で奏でられる美しいミュージカルになっています。私が演じさせていただくオルガという女性の人生や心の動きなどが、皆様に伝わるように、彼女と向き合い、日々試行錯誤しながらお稽古に励んでいます。海のバレエシーンでは、それぞれのバレリーナに貝やサンゴ、海草などのイメージの振りが付いています。私は貝をイメージした振りが付きました。レイチェルが頭の中で想像した海のイメージとして、明るいすこやかな気持ちで踊るようにしています。」


佐山陽規

佐山陽規「今やっている他の舞台では、歌うことがあまりないので、この作品では歌うことが楽しいです。伊東恵里さんとは、何年か前に舞台の仕事で一緒に沖縄に行ったりしました。彼女の歌は好きですね。光枝さんとは「シラノ」で、井料さんとは「レ・ミゼコンサート」でご一緒しました。作曲のビリー(山口e也)さんとは、桐朋学園の学園祭で、オペラ「フィガロの結婚」で学生時代に共演しています。その後10数年たって、「レ・ミゼラブル」のオーディションで再会しました。(笑)TSミュージカルファンデーションに教えに行っていた時に、当時TSの研究生だった阿部よしつぐ君に教えたこともあります。今回の作品は、音楽の力がばかにならないことを実感できると思います。こういうテーマのものを音楽でやることによって、小難しくならず、お客さんの心にスッとはいってくれると期待しています。役者の方が、歌の中の言葉に対する感性やこだわりをしっかり持って、お客さんに伝えて行きたいですね。」

PROFILE/横浜市出身。桐朋学園大学短期大学部演劇科中退。オペラ小劇場こんにゃく座において13年間活動。「レ・ミゼラブル」では1986年の初演から300回以上にわたりジャベール役を演じ、高い評価を受けた。「ピーターパン」で演じたフック船長役も300回に近い。2002年ニューヨークとワシントンで上演された宮本亜門演出「太平洋序曲」では、米マスコミからも「将軍の母を演じた佐山陽規は素晴らしい」と賞賛された。声優の仕事も手がけ、人気アニメ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」では大原部長の声を8年にわたって担当した。現在、桐朋学園芸術短期大学演劇科講師。


踊る群衆


「沈黙の春」への抗議


レイチェルの夢


阿部よしつぐ 伊東恵里

通し稽古、そして実寸稽古と、本番の舞台に向けて、稽古も製作も仕上げの段階です。鮮烈なメッセージを放つ現代劇として、美しい歌と踊りで綴るエンターテインメント作品として、上質な舞台作品をお客様にお届けするために、スタッフ・キャスト一丸となって最大限の努力が続きます。各場面ごとに別々に稽古をしていたキャストも、通し稽古で物語の全体を見渡して、気持ちを新たに引き締めているようでした。

 


西 利里子

西利里子(☆組 メアリー役・マージョリー役)「通してみたら、意外と出番が多くて、忙しかったことにびっくりしました。転換もやったりしているので、いつ着替えようかと、考えているところです。前回の「ゴースト」が老け役だったので、今回若い役をいただいて、戸惑っているところもあります。なにしろ田宮(華苗)さんが、私のお母さん役というのは、とても新しい感じです。(笑)今回の作品は、環境のことについて考える、いい機会をいただいたなと思っています。曲もすごく素敵なので、曲に流されないように頑張りたいと思います。」


鎌田誠樹

鎌田誠樹(☽組 ポール・ブルックス氏役)「自分の年齢以上の役をやるのは、今回が初めてなんですけど、老け役って難しいですね。でも、ダブルキャストが僕の初舞台「ミス・サイゴン」でダブルキャストだった佐野(信輔)君で、心強いです。僕が好きなところは、ラジオ局のシーンです。「おさかな物語」がすごく好きで、いつも楽しみにしています。僕自身が昔、ラジオのパーソナリティになりたいと思っていましたので。この作品は、とても耳に残る音楽が多いですね。夜寝る前とか、頭を洗っている時とか、ずーっと「頑張ってレイチェル〜あなたは私たちの太陽〜」と、頭の中でリピートしています。」


佐野信輔

佐野信輔(☆組 ポール・ブルックス氏役)「いよいよ実寸稽古にはいり、本番で使用するパネルや床材を目にして、より作品の世界観が広がって行きます。通し稽古を終えて思うことは、やはりこういったメッセージ性の強い作品は、メロディーに乗せることが適していると思います。ふとメロディーを口ずさんだ時に、その歌詞であるメッセージがよみがえってきて、より心に染み渡る結果になれば本望です。未曾有の大災害を経て、今あらためて日本人の心に響くミュージカルになり、人類や地球のあり方について、考えるきっかけになることを願っております。是非、お客様それぞれの思いを抱き、劇場に足をお運びください。」

初演に引き続き、レイチェル・カーソン役を演じる伊東恵里さん。6年ぶりにミュージカル座に戻ってきたDIVA。圧倒的な歌唱力は、プロのミュージカル俳優でさえ感動させるほどです。


伊東恵里

伊東恵里「みんな本当に、朝から夜中まで頑張って、みんなの力でつくりあげていく舞台の空気を久しぶりに間近で見て、いいなと思っています。私、今コンサートの仕事が多いので、お芝居の稽古は最初目を合わすのが恥ずかしかったんですけど、一緒にその世界を生きている空気を瞬時につくれる人ばかりなので、居心地よく演じることができます。それから、ミュージカルならではと思いますが、大勢で歌うっていいですね。すごく真面目に、きちんとつくられた作品だと思うので、是非多くのお客様に観ていただきたいです。環境問題というと、少し堅苦しく感じられるかもしれませんが、舞台は全然そんなことはなく、分かりやすく、お子様からご年配の方まで、なごやかな気持ちで観られるミュージカルになっています。その昔、レイチェル・カーソンという、環境問題に関わった人がいたということを、この舞台を通して知っていただけたらと思います。」


実寸稽古


実寸稽古

実際の舞台で使う大道具も入れた実寸稽古です。劇場での舞台稽古の前の最終段階で、セットの転換稽古も行われました。舞台セットとの相性で、衣裳の色が数着変更されるなど、細心の注意を払った調整が続きます。稽古を見ながら、照明、映像などのスタッフも、ミュージカル「センス・オブ・ワンダー」の世界観を実現させるため、演出家と綿密な打ち合わせを行っていました。


幼いロジャーとレイチェル

自然を愛し、企業による環境汚染と闘ったレイチェル・カーソン。自然破壊を警告した彼女の著書「沈黙の春」の出版から今年でちょうど50年。今、私たちは、過去経験したことのない環境汚染によって、文明の行き着く先を考え直さなければならない時期に来ています。美しい地球環境を後世に残すため、レイチェル・カーソンのメッセージを広く伝えたいという願いから、今回の公演を企画しました。是非、劇場の客席で、「地球の恩人」レイチェル・カーソンに出会ってください。彼女の大切な言葉の数々が、伊東恵里さんを初めとする素晴らしいキャストの歌声となって心に届くミュージカル「センス・オブ・ワンダー」。4月24日から28日まで、東京、IMAホールで上演いたします! どうぞお見逃しなく!

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